大会長挨拶
平素よりがん医療の発展のために深いご理解とご高配を賜り厚く御礼申し上げます。
さて、このたび第7回AYAがんの医療と支援のあり方研究会学術集会を担当させていただくこととなりました。
AYAがんの医療と支援のあり方研究会(AYA研)はAYA(思春期・若年成人)世代のがん患者の予後の改善とサバイバーシップの向上を目指し、2018年に設立いたしました、まだ若い学術団体ではございますが、学術活動や支援する人材育成に尽力すること、学術集会での患者、市民参画を推進すること、そして、疾患・臓器、職域・立場をまたぐ交流から学際的領域の開拓をめざす、本邦初の学術団体でございます。
厚生労働省・第4期がん対策推進基本計画では「誰一人取り残さないがん対策を推進し、全ての国民とがんの克服を目指す」ことが全体目標として掲げられています。成人と比べて患者数が少ないAYA世代が直面する医療、社会、心理的な課題は、様々な場面で取り残されがちです。課題解決に向けては、多方面からの協力が欠かせません。
本学術集会のテーマは、「私たちが考えるCancer Survivorship!~AYAが変える、医療と社会~」と定め、点と点のつながり方や取り残された課題について皆さんとともに考え、行動する時間にしていきたいと思います。
多くの皆様のご参加を心よりお待ち申し上げております。
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大会長
桜井 なおみ一般社団法人CSRプロジェクト
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副大会長
向井 幹夫大阪がん循環器病予防センター
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副大会長
富岡 晶子千葉大学大学院看護学研究院
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副大会長
橋本 久美子聖路加国際病院がん相談支援センター